古田武彦著作集 親鸞・思想史研究編1

『親鸞』

ー人と思想ー

古 田 武 彦 著

明石書店

 

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3

目次 5

親鸞と出会う 9

青春の決断ー親鸞の生涯 10
いずこへゆく 30
『歎異抄』 と現代 34
『歎異抄 』で親鸞に逢う34
親鸞研究の貴重な史料 34
若い研究者から論争を 35
万代を驚倒させる一言 36
深い真理に目覚める暁 37

親鸞ー人と思想 39

読者との約束 40
きみとわたしとのめぐりあい 40
きみへの注文 42

親鸞について ー青年は親鸞を愛する 44
わたしが親鸞に会ったとき 44
弟子一人(いちにん)ももたず 45
真実に偏執(へんしつ)しよう 48
親鸞とマルクス 49

I. 半生(はんせい)の霧 52

生きた親鸞を探求しよう
52
無動寺谷のおもいで 52
親鸞の肖像画 53
本願寺への道 54
親鸞はいなかった! 55
筆跡による存在証明 56
伝記への挑戦 57
中沢史学の意味 63

伝説から光が! 64
霧の中の真実 64
礒長(しなが)の夢告 69
なぜ真実は隠されていたか 70
二十代の青春 73
堂僧 76
大乗院の夢告 77

山を降りる 79
恵心尼文書 79
女犯の偈文 81
親鸞の足どり 83
たとい地獄でも 84
女犯の偈文の意義 85
問いつめる女 86


II. 斗いと思想の生涯
90
 ー裏切らざる人生ー

人民の苦しみと専修念仏運動
90
時代の相(すがた) 90
稚児のなげき 91
専修念仏(せんじゅねんぶつ)93

法然との出会い 97
本願に帰す 97
法然と親鸞の間 98
吉水の法然 100
『選択集』 101
スポンサー兼実 102
親鸞の見た法然 103
ミダの化身としての法然 104

南都北嶺の攻撃 106
ー権力と宗教の野合ー
七箇条の起請文 106
南都の奏上 108

承元の大弾圧
113
住蓮・安楽 113
安楽の面魂 116

都を追われる
119
越後流罪と承元の奉状

流罪 119
承元の奉状 120
承元の奉状をめぐる論争史 121
承元の奉状の立場 124
越後における親鸞 126

二人の妻 128
親鸞の妻と子 128
一人妻説は成りたたない 129
親鸞の子どもと、その母 131
同時に二人の妻 134

東国親鸞教団の誕生 136
法然の死と東国への旅 136
なぜ東国へ 137
何をめざして 139

生きている住蓮・安楽の書 141
ー生涯の著述『教行信証』ー
『教行信証』はなぜつくられたか 141
生きている住蓮・安楽 142
親鸞という名まえの意味 145

体験と歴史の論理
146
ー三願転入の告白ー
三願転入の論理 146
「今」を求めて 148
宗学の誤りの深い根 151
反体制への転化の論理 152
三願とは何か 154
『教行信証』はいつ作られたか 156
科学的な筆跡判定法 159
思いもがけぬところに鍵が 161

果てしなき内と外との斗い 164
東国時代の心の斗い 164
一切経校合(いっさいきょうきょうごう) 166


念仏禁圧令の嵐の中の帰郷 170
京に帰る 170
あいつぐ念仏禁止令 175
弾圧と帰郷 177

分裂の中の悲劇 179
ー建長の弾圧と親子の義絶ー
建長の弾圧 179
護国思想の問題 181
服部之総の投じた石 184
性信の『血脈文集(けつみゃくもんじゅう)』 186
四つの手紙 187
善信と親鸞の同一証明 188
分割支配の論理を打ち破る 189
生きながら仏にひとしきわれら 190
性信の人間像 191
蓮光寺本発見の糸口 191
善鸞義絶 193

金剛神心を守り、弾圧者のために祈れ 196
逆謗闡提(ぎゃくぼうせんだい)196
逆謗闡提の歴史 198
親鸞の逆謗闡提 199
五逆にあらざる われら 200
近代宗学の落とし穴 202
法然の意志 203
恩光の応答 205
親鸞生涯の回答 207
正しく恵まんとおぼす 209
後鳥羽院 210
親鸞の死 211



III 永遠の対話 214
 ー『歎異抄』ー

『歎異抄』
ー解説 214
『歎異抄』
ー親鸞のことばと私のこたえー 217

宗教は滅び親鸞はよみがえる
248

親鸞年譜
252

あとがき
ー若き魂への手紙ー 253

参考文献 255

親鸞伝をめぐって 257

親鸞 258
愛欲の広海 258
弾圧をのりこえて 261
三願転入の論理 265
晩年の悲劇 268

親鸞伝の史料批判 272

親鸞伝の基本問題
ー「伝絵」の比較研究ー 329

書評 353
日本宗教史研究会編 日本思想史研究 354

神の運命
369
  ー歴史の導くところへ

宗教の壁と人間の未来 ー序説 370

近代法の論理と宗教の運命
390
     ー“信教の自由”の批判的考察ー
前文 390
I   近代国家の方の中の「信教の自由」 393
II 「信教の自由」の歴史的成立についての若干の考察 407
III 「信教の自由」への戦闘的無神論の批判 431
IV 日本近代社会の精神状況への考察 458
      ーその論理の抽出の試み

古代の論理と神話の未来 480

歎異抄の本質ー流罪記録の『眼睛』について 493

あとがき 515

初出一覧
519



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