<注>

(1)長髄彦について
 古事記や日本書紀の神武天皇の巻(まき)に、日下(くさか)の盾津(たてつ)で神武天皇(当時の名前は、狭野命〈さののみこと〉。)に対して戦った、とされている人物として同じ名前の「長髄彦」が出てきます。日下の盾津は、今の大阪府。奈良県との県境に近いところです。当時は、この辺まで大阪湾が入りこんでいました。
 しかし、古事記や日本書紀には「安日彦」は出てきません。長髄彦だけです。この本の方とは、別人です。同名異人です。ちょうど「正(ただし)君」と言っても同じ名前の子供はあっちこっちにいますね、別人でも。あれと同じです。
 (孝季は、この本と古事記や日本書紀の「長髄彦」を同一人と考えたようです。)
『 東日流外三郡誌』は市浦村(非売品)・北方新社(弘前市)・八幡書店(東京都)から出版されている。

和田家文書(東日流外三郡誌)については、『新・古代学』へ

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制作 横田幸男
著作 古田武彦