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市民の古代・古田武彦とともに 第二集 1984年 6月12日 古田武彦を囲む会事務局 編集委員会

古田武彦を囲む会・活動経過・記録

東京の講演会 アンケートより

 一九七九年十月二十七日の東京での講演会終了後、ひとりひとりが古田氏に対する思いを「アンケート」という形で答えて下さったのを、まとめて東京の会の高田かつ子さんが大阪の事務局に送ってこられた。大阪でもアンケート結果を第一集で発表したので、今回は東京の会のを紹介します。なお正確を期すということで、アンケートに一切手を加えずに、そのまま丁寧に写してこられたのを、大阪の会、三木カヨ子さんにまとめていただきました。東京・大阪ともに婦人の地道な働きに支えられています。
(調査対象者85名)

(1).これまであなたは次のどの本を読まれましたか。

 1 「邪馬台国」はなかった(朝日新聞社) 62名
 2 失われた九州王朝(朝日新聞社) 60名
 3 盗まれた神話(朝日新聞社) 57名
 4 邪馬壹国の論理(朝日新聞社) 46名
 5 倭人も太平洋を渡った(創世記社) 27名
 6 邪馬一国への道標(講談社) 40名
 7 ここに古代王朝ありき(朝日新聞社) 47名
 8 親鸞 ーー人と思想(清水書院) 19名
 9 親鸞思想その史料批判(冨山房)  8名
10 わたしひとりの親鷺(朝日新聞社) 11名
11 その他・雑誌・学術論文 22名
すべて  2名

(2).古田学説について
 1全面的に納得出来る 18名
 2殆んど納得出来るが一部疑問がある 40名
 3納得出来るところも一部あるが疑問点が多すぎる  4名
 4全く納得出来ない  0名
 5わからない  2名

(3).古田さんの講演内容について(ひとりでいくつも答えた人有り)
 1今まで書かれた本の内容の説明がよい  3名
 2新しい研究の場であってほしい 24名
 3古事記・日本書紀の講義を聞きたい 22名
 4古田学説による日本の歴史を順を追って聞きたい(通史) 23名
 5古田さんに一任する 21名

(4).講演会の回数・期日について
1年問回数
1回ーー0名・2回ーー20名・3回ーー27名・4回ーー5名・先生次第で多い方がが良いーー4名

(5).古田さんとの交流について(ひとりでいくつも書いた人多し)
 1小さな集まりで討論の場を持ちたい 17名
 2食事を共にしながら話したい 27名
 3酒をくみかわしながら雑談を楽しみたい 11名
 4関東一円の小旅行を共にしたい(遺跡をめぐる等) 32名

(6).その他、なんでもお心づきの事をお書き下さい
(文の前の番号は出席者名簿の番号です)
2大阪の様な囲む会を望む。
10古田さん関係の新文献の紹介、ニュースが欲しい
14古田さんのお話は初めてでアンケートに自信を持って答えられません、お話は興味深く伺いました。
18勉強不足でただ感心して聞くのみ。
34「上記」についての意見を聞きたい。
47直接話を聞くのはうれしいが、先生の時をおしむ。
50先生の研究の時間を大切に。
52古田学説の年表・勢力地図が欲しい・出雲神話について聞きたい。
54雑誌等に発表された論文を本にしてほしい。
57九州王朝と近畿天皇家との関わりと歴史を追求してほしい・特に中国史上の倭を九州王朝とする考古学的な材料を示してほしい。
64御高説有難く拝聴しています。
70短里に関してわからない。古田学説と異なる意見をもつ人との討論会を望む。
75天忍稲耳命=難升米か、意見を聞きたい。帥升=素佐男か?
77安本氏の本が11月に出ますが、先生の反論を期待。
82東アジアの古代文化誌上、白崎氏らとの討論で、論点のズレ違いが気になった。対談で対決、白崎氏・安本氏・森浩一氏らとの対談をのぞむ。


 これは参加者と遺族の同意を得た会報の公開です。史料批判は、『市民の古代』各号と引用文献を確認してお願いいたします。
新古代学の扉 インターネット事務局 E-mailsinkodai@furutasigaku.jp

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