シリーズ＜古代史の探求１３＞

邪馬壹国の歴史学

「邪馬台国」論争を超えて

ミネルヴァ書房

古田史学の会　編　

始めの数字は、目次です。
【頁】　　【目　次】

　 i　　はじめに -- 追悼の辞　　　　　　　古賀達也

　iv　「短里」と「長里」の史料批判 -- フィロロギー　　　　　古田武彦

001　　序「邪馬台国」から「邪馬壹国」へ　　　　　　　　古田武彦

005　 I 　短里で書かれた『三国志』

007　　　１　「邪馬壹国」はどこか　　　　　古田武彦

　　　　　　　　　　 -- 博多湾岸にある
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

011　　　２　『倭人伝』の里程記事は正しかった　　　　　　　正木　裕

　　　 -- 「水行一日五百里・陸行一刻百里、一日三百里」と換算

011　　　　１　『魏志倭人伝』の行程記事
013　　　　２　行程記事解釈の基本原則
014　　　　３　『魏志倭人伝』は「短里」で書かれている
018　　　　４　一日に進む里程（速さ）は「陸行三百里、水行五百里」
020　　　　５　『倭人伝』記載の里数の具体的検証
024　　　　６　「韓国内陸行・最終行程ゼロ」は正しかった
027　　　　７　『倭人伝』は正しかった

029　　　３　中国内も倭国内も短里　　　　　　　　　　　古田武彦

031　　　４　「倭地、周旋五千余里」の解明　　　　　　野田利郎

　　　　　　　 -- 倭国の全領域を歩いた帯方郡使

031　　　　１　これまでの「周旋五千余里」の倭地
032　　　　２　「周旋」とは端から端まで巡ること
035　　　　３　「女王国の東」にある倭地
038　　　　４　「周旋五千余里」の新しい「五千余里」

041　　　５　『三国志』のフィロロギー　　　　　　　　　古賀達也

　　　　　　 -- 「短里」と「長里」混在理由の考察

041　　　　１　短里の論理
042　　　　２　陳寿の認識
04３　　　　３　短里と長里の混在
04４　　　　４　長里混在の理由
04６　　　　５　上表文の長里
04８　　　６　長里への原文改訂
04９　　　　７　短里説無視の理由
050　　　　８　短里混在の無理
051　　　　９　『後漢書』の短里混在
053　　　１０　『後漢書』倭伝の短里
054　　　１１　質直の人、陳寿

057　　６　短里と景初　　　　　　　　　西村秀己

　　　　　　 -- 誰がいつ短里制度を布いたのか

0６６　　７　古代の竹簡が証明する魏・西晋朝短里　　　　　　　　　　　正木　裕　

　　　　 -- 「張家山漢簡・居延新簡」と「駑牛一日行三百里」

0６６　　　　１　「張家山漢簡」と「二年律令」
0６６　　　　２　「二年律令」の逓送・傳送規定
0６７　　　　３　『三国志」三国志[广/龍]統伝の「駑*牛一日行三百里」
　　　　　　　　　[广/龍]は、广編に龍。JIS第三水準9F90
　　　　　　　　　駑*は、馬の代わりに鳥。JIS第４水準9D11

0６７　　　４　「二年律令」が示す「駑*牛一日行三百里は短里」
0６８　　　５　「居延新簡」と『九章算術」
0６９　　　６　『魏志倭人伝』の里程換算法と「駑*牛一日行三百里」

0７２　　８　「短里」の成立と漢字の起源　　　　　　　　　　　正木　裕

　　　　　　 -- 「短里」の成立は殷代に遡る

0７２　　　　１　『礼記』『礼記正義』に見る「古尺」と「周尺」
0７３　　　　２　殷（商）代の一尺は遺物から約一六ｃｍ
0７4　　　　３　『礼記』の「古」は「殷代」
0７4　　　　４　「周尺八尺を歩とする」は正しいか
0７5　　　　５　殷代の尺と寸は「漢字の字義（起源）」にあう
0７6　　　　６　76漢字の「歩」の起源と長さ
0７7　　　　７　77「短尺・短寸」と「短里・短歩」は別の系
0７7　　　　８　77『三国志」明帝紀に「魏は殷礼を用いる」
0７8　　　　９　78「二つの系」の混在を解消する度量衡統一
0７9　　　１０　79「三百歩一里」制の起源

083　　９　中華書局本の原文改定　　　　　　　　　　　古賀達也

083　　　　１　千里眼
084　　　　２　五里霧中
085　　　　３　百里雷を共にせず
086　　　　４　千里の馬を却く
087　　　　５　百里に米を負う
087　　　　５　百里の才
089　　　　５　駑*牛一日三十里を行く

091　 II 　　「邪馬壹国」の文物

093　　１　女王国はどこか　 -- 矛の論証　　　　　　古田武彦

098　　２　銅鐸問題　　　　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

106　　３　「卑弥呼の鏡」特注説　　　　　　　　　　　古田武彦

109　　４　絹の問題　　　　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

116　　５　鉄の歴史と「邪馬壹国」　　　　　　　　　　服部靜尚

116　　　　１　鉄についての予備知識
118　　　　２　中国古代における鉄
119　　　　３　日本古代の鉄器および遺跡
123　　　　４　鉄の歴史と九州王朝

131　　６　三十国の使いと「生口」　　　　　　　　　　　古田武彦

137　 III　　二倍年暦

139　　１　陳寿が知らなかった二倍年暦　　　　　　　　古田武彦

145　　２　盤古の二倍年暦　　　　　　　　　　　　　　　　西村秀己

149　IV　　倭人も太平洋を渡った

151　　１　裸国・黒歯国の真相　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

154　　２　エクアドルの遺跡問題　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

159　　３　エクアドルの大型甕棺　　　　　　　　　　　　　大下隆司

　　　　　　　　 -- 「倭国南界を極むる也。光武以って印綬を賜う」

161　　　　１　アジアの甕棺
163　　　　２　南米の甕棺　
167　　　　３　DNAによる民族移動の解明
169　　　　４　太洋を渡った倭人

171　 V 『三国志」のハイライトは倭人伝だった

173　　１　『三国志』の歴史目的　　　　　　　　　　　古田武彦

176　　２　『三国志序文』の発見　　　　　　　　　　　古田武彦

183　 VI 「邪馬壹国」と文字

185　　1　「卑弥呼」と「壹」の由来　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

189　　２　『魏志倭人伝』の「都市牛利」　　　　　　　　　　　　古田武彦

193　　３　北朝認識と南朝認識　　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

　　　　　　　　 -- 文字の伝来

201　　４　『魏志倭人伝』の国名　　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

213　　５　官職名から邪馬壹国を考える　　　　　　　　　　　　古田武彦

218　　６　『魏志倭人伝』伊都国・奴国の官名の起源　　　　　正木　裕

　　　　 -- 「泄謨觚・柄渠觚・[凹/儿]馬觚」は周王朝との交流に淵源を持つ

218　　　　１　伊都国・奴国の「泄謨觚・柄渠觚・[凹/儿]馬觚」
219　　　　２　倭人と周王朝との交流の歴史
221　　　　３　周王朝の儀礼・祭祀と青銅の祭器
223　　　　４　伊都国・奴国の官名「泄謨觚・柄渠觚・[凹/儿]馬觚」
224　　　　５　官名「泄謨觚・柄渠觚・[凹/儿]馬觚」は「觚」の種類
228　　　　６　伊都国と奴国に古き官名が残った
229　　　　７　「泄謨觚・柄渠觚・[凹/儿]馬觚」は倭人の歴史を物諮る

231　VII　　全ての史学者・考古学者に問う

251　　１　纏向は卑弥呼の墓ではない　　　　　　　　　　　　　　古賀達也

258　　２　邪馬台国畿内説と古田説がすれ違う理由　　　　　　服部靜尚

259　　　　１　古田説
261　　　　２　邪馬台国畿内説
264　　　　３　考古学者が邪馬台国畿内説を支持する理由

265　　３　庄内式土器の真相　　　　　　　　　　　　　　　　　　　米田敏幸

　　　　 -- 古式土師器の交流からみた邪馬壱国時代の国々

252　　　　１　庄内式土器とは
252　　　　２　土師器で実年代を語れるか
252　　　　３　胎土観察の開始
252　　　　４　庄内甕と布留系甕に関する仮説
252　　　　５　土器の交流拠点
252　　　　６　庄内甕の移動
252　　　　７　土器の移動は文化交流

267　VIII　「邪馬台国」畿内説は学説に非ず　　　　　古賀達也

267　　　　１　畿内説は「研究不正」
269　　　　２　行程データの改竄
270　　　　３　国名データの改竄
272　　　　４　総里程データの無視
274　　　　５　地勢データの無視
275　　　　６　考古学データの無視
276　　　　７　考古学は科学か「神学」か

279　　編集後記　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　服部靜尚

281　　巻末史料1　倭人伝（紹照本三国志）原文

293　　巻末資料2　倭人伝（紹照本三国志）読み下し文　　　古田武彦

231　　事項索引

231　　人名索引

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シリーズ＜古代史の探究＞１３
邪馬壹国の歴史学
-- 「邪馬台国」論争を超えて
_____________________________________________________
2016年 3月30日　初版第１刷発行

　著　者　古田史学の会
　発行者　杉　田　敬　三
　印刷社　江　戸　宏　介
　発行所　株式会社　ミネルヴァ書房
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
@ 古田史学の会ほか, 2016　　　　共同印刷工業・共同製本
ISBN978-4-623-07595-9
　　Printed in Japan

はじめに -- 追悼の辞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　古田史学の会・代表　古賀達也

　昭和四六年（一九七一）十一月、日本古代史学は「学問の夜明け」を迎えた。古田武彦著『「邪馬台国」はなかった -- 解明された倭人伝の謎』が朝日新聞社より出版されたのである。この歴史的名著はそれまでの恣意的で非学問的な「邪馬台国」論争の風景と空気を一変させ、学問的レベルをまさに異次元の高みへと押し上げた。
　それまでの「邪馬台国」論争における全論者は、『三国志』倭人伝原文の「邪馬壹国」を「邪馬台国」と論証抜きで原文改訂（研究不正）してきた。邪馬壹国ではヤマトとは読めないから「邪馬台国」と原文改訂し、延々と「邪馬台国」探しを続けてきたのである。それに対して古田氏は、原文通り「邪馬壹国」が正しいとされ、古代史学界の宿痾（しゅくあ）ともいえる、自説の都合にあわせた論証抜きの原文改訂（研究不正）を厳しく批判されたのである。
　また、帯方郡（ソウル付近）から女王国（邪馬壹国）までの距離が倭人伝には「万二干余里」とあり、一里が何メートルかがわかれば、その位置は自ずと明らかになる。そこで古田氏は『三国志』の記述から実証的に当時の一里が七五～八○メートル（魏・西朝短里説の提唱）であることを導き出し、その結果、「万二干余里」では博多湾岸までしか到達せず、およそ奈良県などには届かないことを明らかにされた。
　さらには倭人伝の記述から、倭人が南米（ペルー・エクアドル）にまで航海していたという驚くべき地点へと到達された。その後の自然科学的研究や南米から出土した縄文式土器の研究などから、この古田氏の指摘が正しかったことが幾重にも証明され、今日に至っている。
　こうした古田氏の画期的な邪馬壹国博多湾岸説は大きな反響を呼びおこし、『「邪馬台国」はなかった』は版を重ね、洛陽の紙価を高からしめた。その後、古田氏の学説（九州王朝説など）は古田史学・多元史観と称され、多くの読者と後継の研究者を陸続と生み出し、今日の古田学派が形成されるに至ったのである。
　名著『「邪馬台国」はなかった』が世に出て既に四四年の歳月を迎えたのであるが、その邪馬壹国論の新段階の集大成として、本書は古田氏の講演録・論文とともに、氏の学問を支持する古田学派研究者による最先端研究論文を収録した。本書が『「邪馬台国」はなかった』の「続編」として、広く読み継がれることを期待する。

　本年十月十四日、古田武彦氏は永眠された。享年八九歳であった。日本古代史学界の至宝にして真の歴史学者を失った。わたしたちはかけがえのない師を失い、本書に収録された一文は遺稿となった。しかし、古田氏はわたしたちに多元史観とフィロロギーという学問を残された。
　大和朝廷一元史観が跋扈（ばっこ）する中、これからわたしたちは亡師孤独のいばらの道であっても、古田氏の残した「論理の導くところへ行こうではないか。たとえそれが何処に至ろうとも。」との覚悟を持って古田史学を継承し、古代日本の真実を明らかにする決意を、氏に捧げるものである。
　最後に『「邪馬台国」はなかった」の掉尾を飾った次の一文を銘記し、本書を全ての古代史ファンと歴史研究者に贈りたい。　（二〇十五年十月三十日）

　　今、わたしは願っている。
　　　古い「常識」への無知を恥とせず、真実への直面をおそれぬ単純な心、わたしの研究をもさらにのり越えてやまぬ探求心。ーーそのような魂にめくりあうことを。
　　　それは、わたしの手を離れたこの本の出会う、もっともよき運命であろう。　　（古田武彦）

編集後記

　古田武彦氏が昭和四十六年（一九七一）に朝日新聞社より刊行した『「邪馬台国」はなかった』(二〇一〇年、ミネルヴァ書房より復刻)で、いかに多くの新事実を発見されたのか、本書の編集を担当させていただき、あらためて驚いています。これは本書の目次を見ていただくと分かります。「邪馬壹国」「短里」「考古学遺物と史書の一致」「史書学者による原文改定」「二倍年暦」「太平洋を渡った倭人」等々。しかし皆さんは、古田氏がその現在に至るまで、さらに研究を発展させていることに驚かれたのではないでしょうか。
　今回収録のなった、「『三国志』のハイライトは倭人伝だった」という研究、そして邪馬壹国には漢字が伝来しており、その時既にあった倭語(ヤマト言葉でなくて、チクシ言葉と云うべきか)を漢字で表していたという研究がそれですが。
　前者は、中国では漢の時代に安息国(ペルシャ）のさらに西方にアメリカ大陸の東海岸があることを伝聞ですが認識していて、そして、あの魏の曹操の時代に邪馬壹国（の足摺）の長老に聞いて、アメリカ大陸の西海岸を認識していたということです。おそらく三国志が書かれた中国の方でもここまで研究は及んでいないと思います。
　当初私達は、魏志倭人伝や邪馬壹国の研究の集大成という位置づけで編集を始めたのですが、古田氏自身が止むことなく研究を進めておられ、日々新発見を重ねられているわけですから、本書で集大成とはならないでしょう、
　しかしこれだけは言えます。本書の発刊日からは、関連研究をされる方は、まずは本書各論考を参考にするなり、論破するなり、目をそらさずに引用・踏み台にして研究を行ってください。
　さもなくば、あなたの研究はいずれ意味の無いものになってしまうでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　服部靜尚

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邪馬壹国の歴史学

「邪馬台国」論争を超えて

ミネルヴァ書房

001 序「邪馬台国」から「邪馬壹国」へ 古田武彦

005 I 短里で書かれた『三国志』

007 １ 「邪馬壹国」はどこか 古田武彦

-- 博多湾岸にある

011 ２ 『倭人伝』の里程記事は正しかった 正木 裕

-- 「水行一日五百里・陸行一刻百里、一日三百里」と換算

029 ３ 中国内も倭国内も短里 古田武彦

031 ４ 「倭地、周旋五千余里」の解明 野田利郎

-- 倭国の全領域を歩いた帯方郡使

041 ５ 『三国志』のフィロロギー 古賀達也

-- 「短里」と「長里」混在理由の考察

057 ６ 短里と景初 西村秀己

-- 誰がいつ短里制度を布いたのか

0６６ ７ 古代の竹簡が証明する魏・西晋朝短里 正木 裕

-- 「張家山漢簡・居延新簡」と「駑牛一日行三百里」

0７２ ８ 「短里」の成立と漢字の起源 正木 裕

-- 「短里」の成立は殷代に遡る

083 ９ 中華書局本の原文改定 古賀達也

091 II 「邪馬壹国」の文物

093 １ 女王国はどこか -- 矛の論証 古田武彦

098 ２ 銅鐸問題 古田武彦

106 ３ 「卑弥呼の鏡」特注説 古田武彦

109 ４ 絹の問題 古田武彦

116 ５ 鉄の歴史と「邪馬壹国」 服部靜尚

131 ６ 三十国の使いと「生口」 古田武彦

137 III 二倍年暦

139 １ 陳寿が知らなかった二倍年暦 古田武彦

145 ２ 盤古の二倍年暦 西村秀己

149 IV 倭人も太平洋を渡った

151 １ 裸国・黒歯国の真相 古田武彦

154 ２ エクアドルの遺跡問題 古田武彦

159 ３ エクアドルの大型甕棺 大下隆司

-- 「倭国南界を極むる也。光武以って印綬を賜う」

171 V 『三国志」のハイライトは倭人伝だった

173 １ 『三国志』の歴史目的 古田武彦

176 ２ 『三国志序文』の発見 古田武彦

183 VI 「邪馬壹国」と文字

185 1 「卑弥呼」と「壹」の由来 古田武彦

189 ２ 『魏志倭人伝』の「都市牛利」 古田武彦

193 ３ 北朝認識と南朝認識 古田武彦

-- 文字の伝来

201 ４ 『魏志倭人伝』の国名 古田武彦

213 ５ 官職名から邪馬壹国を考える 古田武彦

218 ６ 『魏志倭人伝』伊都国・奴国の官名の起源 正木 裕

231 VII 全ての史学者・考古学者に問う

251 １ 纏向は卑弥呼の墓ではない 古賀達也

258 ２ 邪馬台国畿内説と古田説がすれ違う理由 服部靜尚

265 ３ 庄内式土器の真相 米田敏幸

-- 古式土師器の交流からみた邪馬壱国時代の国々

267 VIII 「邪馬台国」畿内説は学説に非ず 古賀達也

はじめに -- 追悼の辞

編集後記

001　　序「邪馬台国」から「邪馬壹国」へ　　　　　　　　古田武彦

005　 I 　短里で書かれた『三国志』

007　　　１　「邪馬壹国」はどこか　　　　　古田武彦

　　　　　　　　　　 -- 博多湾岸にある
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

011　　　２　『倭人伝』の里程記事は正しかった　　　　　　　正木　裕

　　　 -- 「水行一日五百里・陸行一刻百里、一日三百里」と換算

029　　　３　中国内も倭国内も短里　　　　　　　　　　　古田武彦

031　　　４　「倭地、周旋五千余里」の解明　　　　　　野田利郎

　　　　　　　 -- 倭国の全領域を歩いた帯方郡使

041　　　５　『三国志』のフィロロギー　　　　　　　　　古賀達也

　　　　　　 -- 「短里」と「長里」混在理由の考察

057　　６　短里と景初　　　　　　　　　西村秀己

　　　　　　 -- 誰がいつ短里制度を布いたのか

0６６　　７　古代の竹簡が証明する魏・西晋朝短里　　　　　　　　　　　正木　裕　

　　　　 -- 「張家山漢簡・居延新簡」と「駑牛一日行三百里」

0７２　　８　「短里」の成立と漢字の起源　　　　　　　　　　　正木　裕

　　　　　　 -- 「短里」の成立は殷代に遡る

083　　９　中華書局本の原文改定　　　　　　　　　　　古賀達也

091　 II 　　「邪馬壹国」の文物

093　　１　女王国はどこか　 -- 矛の論証　　　　　　古田武彦

098　　２　銅鐸問題　　　　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

106　　３　「卑弥呼の鏡」特注説　　　　　　　　　　　古田武彦

109　　４　絹の問題　　　　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

116　　５　鉄の歴史と「邪馬壹国」　　　　　　　　　　服部靜尚

131　　６　三十国の使いと「生口」　　　　　　　　　　　古田武彦

137　 III　　二倍年暦

139　　１　陳寿が知らなかった二倍年暦　　　　　　　　古田武彦

145　　２　盤古の二倍年暦　　　　　　　　　　　　　　　　西村秀己

149　IV　　倭人も太平洋を渡った

151　　１　裸国・黒歯国の真相　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

154　　２　エクアドルの遺跡問題　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

159　　３　エクアドルの大型甕棺　　　　　　　　　　　　　大下隆司

　　　　　　　　 -- 「倭国南界を極むる也。光武以って印綬を賜う」

171　 V 『三国志」のハイライトは倭人伝だった

173　　１　『三国志』の歴史目的　　　　　　　　　　　古田武彦

176　　２　『三国志序文』の発見　　　　　　　　　　　古田武彦

183　 VI 「邪馬壹国」と文字

185　　1　「卑弥呼」と「壹」の由来　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

189　　２　『魏志倭人伝』の「都市牛利」　　　　　　　　　　　　古田武彦

193　　３　北朝認識と南朝認識　　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

　　　　　　　　 -- 文字の伝来

201　　４　『魏志倭人伝』の国名　　　　　　　　　　　　　　　　　古田武彦

213　　５　官職名から邪馬壹国を考える　　　　　　　　　　　　古田武彦

218　　６　『魏志倭人伝』伊都国・奴国の官名の起源　　　　　正木　裕

231　VII　　全ての史学者・考古学者に問う

251　　１　纏向は卑弥呼の墓ではない　　　　　　　　　　　　　　古賀達也

258　　２　邪馬台国畿内説と古田説がすれ違う理由　　　　　　服部靜尚

265　　３　庄内式土器の真相　　　　　　　　　　　　　　　　　　　米田敏幸

　　　　 -- 古式土師器の交流からみた邪馬壱国時代の国々

267　VIII　「邪馬台国」畿内説は学説に非ず　　　　　古賀達也