古田史学の会の創立十周年記念講演会 次第
「古代に真実を求めてー停滞を突き破る学問ー」済み
会場 大阪中之島の中央公会堂・中会議室
(北区中之島・TEL 略)
日時 6月6日(日) 10:00〜19:30
9:45 会場
10:00 司会挨拶 (合田洋一・全国世話人)
10:05 基調報告 水野孝夫(古田史学の会代表)
「古田史学の会十年の軌跡」
10:55 祝電メッセージ披露
11:00 研究発表 松本郁子(京都大学大学院)
「古田史学と太田覚眠研究」
12:00 会員総会(会員のみ)
12:30 昼食休憩 (ポスターセッション)
13:30 研究発表 古賀達也(古田史学の会事務局長)
「二倍年暦と九州年号の論理」
14:30 記念講演 内倉武久(元朝日新聞記者)
「14C年代測定と九州の遺跡」
16:00 休憩
16:10 特別講演 古田武彦(元昭和薬科大学教授)
「原初的宗教の史料批判─トマス福音書と大乗仏教─」
18:40 発表者への質疑応答 ※事前に質問用紙を配付
19:25 閉会挨拶(大田斎二郎・副代表)
19:30 閉会
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古田史学の会創立十周年
記念講演会・会員総会にご参集下さい
既にお伝えしてきましたように、六月六日(日)に古田史学の会の創立十周年を記念して講演会を、大阪中之島の中央公会堂にて開催いたします。併せて当日の昼休みを利用して定期会員総会も行います。関西在住会員はもとより全国の会員の皆様のご参集をお願い申し上げます。
当日は午前十時から午後七時三十分まで、途中昼食休憩などを挟みますが、終日記念行事を執り行います。会場では、
研究発表・講演と共に、書籍・古田史学の会バッチ等の販売、ポスター発表なども予定しています。参加費は無料です。ご友人もお誘い合わせでご参加下さい。
講演会次第は左記の通りですが、古田先生は病気療養・著書執筆に専念されるため、今回が最後の講演となるかも知れません。
最後に、本記念行事のために多くの会員の方よりご寄付をいただきました。心より御礼申し上げます。
なお、前日五日には全国世話人会を開催し、本会の将来構想などを話しあいます。本会がこの記念行事を弾みとして、益々発展しますよう、会員の皆様のご協力をお願い申し上げ、ご案内といたします。 (事務局長 古賀達也)
〔会場への交通アクセス〕
●地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅下車1番出 口から徒歩約5分
●京阪電鉄「淀屋橋」駅下車徒歩約5分
●市バス淀屋橋(市役所前)下車徒歩3分
〔会場での食事について〕
●会場の中央公会堂にはレストランがありますか、弁当・水筒の持参も可。
講演会の聞きどころ
◎「古田史学の会十年の軌跡」
古田史学の会会員による十年間の研究成果を本会代表水野氏がダイジェストにまとめ解説する。先行説や研究史を知る上で、研究者にも貴重な報告。
◎「古田史学と太田覚眠研究」
「無二の後継者」(古田武彦)と評された若き研究者、松本郁子さんによる太田覚眠研究。日本思想史の分野における古田史学の学問の方法により、太田覚眠の感動的な生涯と思想が語られる。
◎「二倍年暦と九州年号の論理」
一年を二年と計算する二倍年暦が、古代においては日本・中国・インド・ギリシア・ローマ・エジプトなど広範囲で使用されていた痕跡があり、二倍年暦を一倍年暦ととらえて作られた古代史編年は、見なおしが避けられない。また、九州王朝実在の証拠である九州年号が何を根拠に偽作視されるに到ったかを明らかにし、偽作説の脆弱性を批判。この二つのテーマが、古賀事務局長により展開される。
◎「14C年代測定と九州の遺跡」
元朝日新聞記者で『太宰府は日本の首都だった』の著者、内倉武久氏の執念の取材により、科学的年代測定と土器編年の矛盾を指摘。近畿よりも九州の編年が百年以上古くなることを、測定結果に基づいて報告される。
◎「原初的宗教の史料批判─トマス福音書と大乗仏教─」
一九四五年、ナイル河畔ナグ・ハマディ近郊より発見された聖書外伝トマス福音書などに記された「女は男となって天国に入る」という思想と、大乗仏教経典の「女は男に転じて成仏できる」という思想との関連について画期的な仮説が、古田武彦氏により発表される。
事務局便り
▼松本郁子さんの力作を掲載した。古田先生の後継として、今後の活躍が期待される。
▼本会ホームページ(日本語)のアクセス件数が毎月三千件を越え、本号が届く頃には累計十三万件を突破しているはず。内容も更に充実させる。
▼六月六日の記念講演会を成功させるため、関西在住会員の皆様のご参加を特にお願いいたします。大きな会場ですが是非満席にしたい。
▼古田史学の若者への普及のため、漫画化が企画されている。インターネットと共に強力なツールとなろう。期待したい。 @koga
これは会報の公開です。
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