2008年 4月 8日

古田史学会報

85号

アガメムノン批判
冨川さんの反論に答えて
 古田武彦

2松本からの報告
古田武彦講演
学問の独立と
信州教育の未来

 松本郁子

常色の宗教改革
 正木裕

4インターネット異次元へ
「新・古代学の扉」を
古田学派のデータベースへ
 横田幸男

5 伊倉4
天子宮は誰を祀るか
 古川清久

前期難波宮は
九州王朝の副都
 古賀達也

 

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インターネット異次元へ

「新・古代学の扉」を古田学派のデータベースへ

インターネット事務局 横田幸男

 当会のホームページは一九九六年に開設され古代史の会として古参になりました。二〇〇五年六月には、「古賀事務局長の洛中洛外日記」が連載していらい、毎月のカウントが五千件になり、最近は毎月七千件を越えるまでになりま した。ホームページは計三十八万二千件になりました。(三月三日現在。別設置してあるブログ「古賀事務局長の洛中洛外日記」は合計二万件です。)またホームページの容量を二百MBに拡大し、「九州年号総覧」などを追加しました。(利用は百MBを越えたところです。)
 開設以来、世につれインターネットも変化を遂げてきました。初めは故小田実氏流の「なんでもみてやろう」の精神のあふれる世界から、駅ナビ・旅ナビのような日常世界となり手軽に問題を知ろうとする場所になりました。最近はWeb2.0の時代と言われ、光ファイバーを利用したネットワークの利用が叫ばれて、映画やアニメを見ることができるようになりました。他方では書籍販売のAmazonのように本の一部を見ることが出来、大規模な書籍データベースとして利用できるようになりました。
 このような環境の変化の中で、当会のホームページはわかりやすいものとして古田氏の講演記録を掲載し、同時に基礎資料の論文として『古田武彦著作集』(親鸞編抄録)や『古代は沈黙せず』(駿々堂 絶版 部分)を掲載しました。
 加えて、わかりやすいものとして「古賀事務局長の洛中洛外日記」や「いろは歌留多」を掲載し、他方では『市民の古代』の有意義な論文や古田武彦の著書『邪馬壹国の論理』(朝日新聞社版は絶版、ミネルヴァ書房で再刊)などを掲載しました。
 いちばん新しい試みとしては、ビデオブログ・動画共有サイトのYouCubeに「皇(スメロギ)は神にし坐せば天雲の雷岳の上に庵せすかも」(約五分)を掲載し、同じくドガログ(Dogalog)にも「釈迦三尊はなかった」(約二十分)という講演記録を掲載しました。これはブログ「古賀事務局長の洛中洛外日記」のPodcasting経由で見ることが出来ます。(約五百名の視聴)
 次に目次集を整備し『市民の古代』・『新・古代学』・『古代に真実を求めて』・『なかった』の目次集を『古田史学会報』や「古賀事務局長の洛中洛外日記」とリンクしました。なお『古田史学会報』は六十九号(2011.4.1までに、八十七号まで)公開しました。これにより「古賀事務局長の洛中洛外日記」や資料をリンクして活用できる体勢を整えました。古田氏及び古田学派の見出し項目を公開することにより、データベースの基礎造りを行ない討論や史料批判の基礎を担うことを考えています。ですから内容のほうも古田氏の了解がとれれば『古田武彦著作集』のように適宜(全部ではない)掲載していく方向で考えています。もちろん『市民の古代』時代を含む会員の論文も掲載したいと思います。これらは皆様の協力が必要ですのでよろしくお願いいたします。加えて愛知県瀬戸市の林研心氏が、友好団体の機関誌『TAGEN』や『Tokyo 古田会 News』の見出しを中心とした索引作りを進めており公開が待たれます。
 このような活動を通じて、会の内外に論争と交流を提起して行くことができれば幸いです。


 これは会報の公開です。史料批判は、『新・古代学』(新泉社)・『古代に真実を求めて』(明石書店)が適当です。

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