古田武彦
始めの数字は、目次です。i はしがきーー復刊にあたって
iv はじめに
第1の鍵 足摺に古代巨石文明があった |
巨石文明との出会い 土佐への旅 旧石器と縄文 巨石信仰の変遷 姫島の白曜石 火山列島・日本の先進土器文明 黒潮に浮かぶ日本
人工のこん跡 ヨーロッパのストーン・サークル ストーン・サークルと巨石信仰
「美しい港の尾っぽ」 鏡岩と「日向」の由来 大和中心の解釈のあやまり 造られた宮崎・鹿児島の天皇陵 豊予海峡にまたがる姫島文明圏
南米のミイラの糞石 見直されたエバンズ説 邪馬壹国の論証 二倍年暦 やはり倭人は太平洋を渡った 太平洋を渡った「侏儒国」人 卑しめられた「侏儒国」 文明のおごり
第2の鍵 宮殿群跡の発見と邪馬一国 |
『奴国の滅亡』の崩壊 そこには女王国があった
「不弥国」の証明 流された室見川の銘板 神話のすり替え 筑紫の君の故郷 架空の「早良王」
一変した出土品 宮殿のミニチュア 日光東照宮の三五〇年 ニニギノミコトの陵墓
第3の鍵 祝詞が語る九州王朝 |
大嘗の祭のはじまり 日本書紀の大嘗祭の記述
八世紀の思想表現 天のほひの命 大和と出雲の「神神習合」 大和の時代へ
第4の鍵 「縄文以前」の神事 |
熱田神宮の「奇祭」 簡明な儀式 縄文 -- 危険な時代 「木更津」は「君去らず」か 「草なぎの剣」説話の真実
弥生神話の形成 破壊された遺跡 弓矢の発明
第5の鍵 立法を行なっていた「筑紫の君」磐井 |
古代の裁判所 継体王朝の後継者たち 中央権力者としての立法者
七支刀と異様な人形 南方からの使者 盗掘にあった王冠
石人石馬の破壊 岩戸山古墳の発掘 古墳発掘と「別区」の復元
張政と中国の法体系 階級社会のなかのルール
第6の鍵 「十七条の憲法」を作ったのはだれか |
「多利思北孤」はだれか 「天子」と君臣の関係 近畿天皇家の「禁書」
「朝臣」の任命 「真人」に任命された天武 「ひめ」の呼称 「尻官三段」
第7の鍵 もうひとつの万葉集 |
防人の歌 九州と瀬戸内の歌 雑歌 「古集中に出づ」
筑紫の歌 人麿の歌 「神分」論
写真協力●毎日新聞社(11、83、93、94、110ページ)
駸々堂出版、青山富士夫ほか
※本書は『古代史をゆるがす -- 真実への7つの鍵』(原書房、一九九三年)を底本とし、「はしがき」と「日本の生きた歴史(二十四)」を新たに加えたものである。なお、本文中に出てくる参照ぺージには適宜修正を加えた。
古田武彦・古代史コレクション24
古代史をゆるがす著 者 古 田 武 彦
発 行 者 杉 田 啓 三
印 刷 者 江 戸 宏 介
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発 行 所 株式会社 ミネルヴァ書房
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@ 古田武彦, 2015 共同印刷工業・兼文堂
ISBN 978-4-623-06671-1
Printed in Japan