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シリーズ「自伝」my life my world

資料 I 　著作一覧・資料II 　論争一覧　付

真実に悔いなし

親鸞しんらんから俾弥呼ひみかへ
日本史の謎を解読して

ミネルヴァ書房

古田武彦

2013.10.校正　正誤表(服部和夫氏校正、有り難うございます。）

頁	行	誤	正	備　　考
286	5	十六歳の少年	十八歳の少年	「村岡学批判」参照
305	後10	やすたかとしまさ	やすかたとしまさ	振り仮名
306	1	Encyklopadie	Encyklopädie

始めの数字は、目次です。

【頁】【目　次】

i　はしがき

001 第一章　わたしの学問形成

001 　　　　　　１　幼少のころ

　　　　　　　　　故郷　「武彦」の由来　血袋と母　将棋への熱中　夢中になる気質　五・一五事件と世相　「歴史をやろう」　幼なじみ　父祖の地･土佐　吉川英治の『親鸞』　差別といじめ　漢文に挑む　『柿本人麿』への耽溺

017 　　　　　　２　恩師と学問との出会い

　　　　　　　　　師・岡田甫先生との出会い　「論理の導くところへ行こう」　ソクラテスの原理と学問の方法　図書館に入り浸る　「この戦争は敗ける」　文書は真相を描いているか　マルクスやレーニンヘの敬意　司書･藪田さんの言葉　勤労動員で目を病む　岡田先生と「皇国の本義」　消えていった戦艦･大和

028 　　　　　　３　ヒロシマ、そして敗戦

　　　　　　　　　八月六日原爆投下　「広島がない」　原爆はなぜ日本に落とされたのか　惨禍　復員兵の絶叫　岡田先生のご家族　夕闇に消えた行進　兄と特攻隊員　石を投げる子供たち　按摩から受けた教訓

039 第二章　思想探究への第一歩

039 　　　　　　１　東北大学日本思想史科の青春

　　　　　　　　　村岡典嗣先生とギリシャ語　激烈な授業　『尚書正義』と『古事記』の共通点　「分刻を惜しんで勉学せよ」　志田村での勤労動員　梅沢伊勢三さんと原田隆吉さん　軍隊と性　異性への想い　母の死

051 　　　　　　２　アウグスト･ベエク

　　　　　　　　　変更させられた卒業論文　『フィロロギイ』との再会　「フィロロギイ」とは　ベエクの「学問の方法」　一週間はなぜ七日間か　孤独な青年イエス　ギリシャはなぜトロヤを攻撃したか

061 第三章　松本深志高校の教師として

061 　　　　　　１　松本深志高校赴任

　　　　　　　　　教師生活開始　石上順さん　生徒への「特別指導」　マルクシズムと実存主義　尚志社への寄宿　毎日書いた「読書推薦文」　永井荷風の「花火」　忘れられない二本の映画　生徒たちとの時間　親鸞の生き方と時代の変遷　生徒たちからの鋭い問い　「天の原」の真実　『ソクラテスの弁明』と岩波書店

080 　　　　　　2　同僚と教え子たち

　　　　　　　　　深志での岡田先生　島崎藤村の教え　岡田先生と進駐軍との「対決」「失われた本」を探して　大学受験対策　並木康彦さんの寝坊　上高地での失敗　岡田先生の叱責　白熱した職員会議　深志の同僚たち　幻の東大赴任　小木曽功君と松本郁子さん　女学生たち　映画監督になった降旗康男君　早世した小林隆治君　同僚、教え子から受けた影響　社研での議論と中嶋嶺雄君　日中･日韓関係問題

104 　　　　　　３　心の張りの喪失

　　　　　　　　　就職運動に奮闘　心の破綻　職員さんたちの心づかい　辞職の決意　深志を去る

113 第四章　歴史研究の開始

113 　　　　　　1　親鸞研究への情熱

　　　　　　　　　神戸に移って　義兄の研究　須磨海岸の夕日　森学園の講師として　処女論文の発表　湊川高校への転任　安保闘争での募金活動　読書紹介の再開　服部之總氏と赤松俊秀氏の親鸞観　親鸞の本意　親鸞と共に　エポックとなった赤松氏との討論　結婚　結婚式と阿蘇山への新婚旅行　『隋書イ妥国伝』にみえる阿蘇山　「歴史は足にて知るべきものなり」

131 　　　　　　２　京都と被差別部落問題

　　　　　　　　　妻の大学受験　洛陽高校へ　被差別部落と古墳分布の相似　天皇家と被差別民　語学の勉強会　部落言語学　京都のくらし　論文「近代法の差別と宗教の運命」　頑冥だった天皇観　京都の土地差別と芭蕉　姫野誠二さんと『歎異抄』　宮崎圓遵さんと蓮如の筆跡　藤島達朗さんと現地伝承

151 第五章　邪馬壹国と九州王朝説の展開

151 　　　　　　1　『「邪馬台国」はなかった』

　　　　　　　　　『魏志倭人伝』研究の始まり　『史学雑誌』掲載　「邪馬壹国」の反響　米田保さんの来訪　解けなかった総里程の謎　「邪馬台国」と「邪馬壹国」　米田さんの熱意　兄の過労死と退職　『「邪馬台国」はなかった』と『失われた九州王朝』『盗まれた神話』での挑戦　教行信証坂東本　出雲王朝論争　神武は実在したのか　筑紫舞に会う　筑紫舞の未来

180 　　　　　　２　学界の無視との闘い

　　　　　　　　　招かれなかったシンポジウム　「神の手」の支配　知己・森嶋通夫さんと『失われた日本』　一年問の龍谷大学講師　昭和薬科大学からの招き　昭和薬科大学の同僚たち　出雲をめぐる梅原猛氏との対談　東京へ　真のシンポジウムを　白樺湖シンポジウム　木佐提言　東京へ　高句麗好太王碑の調査　守墓人の問題

207 第六章　東北と南米へのまなざし

207 　　　　　　１　「東日流外三郡誌」とのめぐり逢い

　　　　　　　　　秋田孝季との邂逅　「真実の歴史」とは　「偽作説」は、九州王朝のせい」　高潔なる偽作者?　大思想家･孝季　筆跡鑑定　東北に出会う　我が先導者たち　和田喜八郎さんの不運　「寛政原本」発見　喜八郎さんの死　「和田家文書」の功労者･藤本光幸氏　安本美典氏が教えてくれたこと

225 　　　　　　２　広がる古代史探究

　　　　　　　　　黒潮の「黒」とは？　三列石実験　唐人石実験　地下鉄サリン事件　吉本隆明氏との交遊　歴史書･万葉集　人麿の名歌　歌と表題の差

237 　　　　　　３　倭人は海を渡った

　　　　　　　　　チチカカ湖の語源　バルデイビアと日本　バルデイビアの女性土偶　南米を通じた出会い　スペイン語の中の古代日本語　「火山を調べてくれませんか」　二倍年暦と短里問題の発展　侏儒国はどこか?　里と歩の矛盾

255 第七章　新たな発見の日々

255 　　　　　１　『俾弥呼ひみか』による研究の進展

　　　　　　　　畢生の書『俾弥呼』　稲荷山鉄剣銘文の「臣」と「豆」　雄略天皇説はありえない　「東夷伝」の三つの序文　教行信証の序文　「邪馬壹国」という自国名

267 　　　　　２　宗教と国家について考える

　　　　　　　　人間イエスヘの敬愛　「神々」から「神」への改ざん　再批判　無視の真相　歴史家の面目　シカトと洗脳　宗教や国家の賞味期限

286 　　　　　３　『古事記伝』と足摺岬の再考

　　　　　　　　「師の説に、な、なづみそ」　本居宣長『古事記伝』批判　本居宣長の改ざん　原典に返る　NHK高知放送局の取材　足摺岬と火山爆発　紆余曲折の放送

303 第八章　真実の歴史と人類の未来のために

303 　　　　　　１　従来説を越えて

　　　　　　　　　　リーパー氏の核兵器論　ベエク･再論　上田正昭氏からの学恩　変わらぬ学界　小田富士雄氏の九州観　金印論証　絹と錦　神籠石･従来説

318 　　　　　　２　日本国の未来に向けて

　　　　　　　　　日本の戦前戦後　新たな国家･日本　アメリカ･中国･韓国　日本と原発　慰安婦問題　五木寛之氏の『運命の足音』

330 　　　　　　３　スタート･ライン

　　　　　　　　　ベエクとシュリーマン　百三十年問の誤導　真実の歴史を求めて　支援者との道のり　別れ　人類の未来に向けて

339 あとがき

343 主要著作一覧

※　『古代は沈黙せず』収載のものを掲載した。

355論争一覧

※　『古代は沈黙せず』収載のものを掲載した。

367 古田武彦略年譜

1～6 人名索引

シリーズ「自伝」my life my world

『真実に悔いなし』

親鸞から俾弥呼へ　日本史の謎を解読して
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
2013年9月30日　初版第１刷発行　　　〈検印省略〉

著　　者　　　古　田　武　彦
発行者　　杉　田　啓　三
印刷者　　江　戸　宏　介
＿＿____________________________________________

発行所　　株式会社　ミネルヴァ書房

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@古田武彦,2013 [015] 　　　　　亜細亜印刷・新生製本

ISBN 978-4-623-06752-7
Printed in Japan

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真実に悔いなし

親鸞しんらんから俾弥呼ひみかへ 日本史の謎を解読して

ミネルヴァ書房

i はしがき

001 第一章 わたしの学問形成

001 １ 幼少のころ

017 ２ 恩師と学問との出会い

028 ３ ヒロシマ、そして敗戦

039 第二章 思想探究への第一歩

039 １ 東北大学日本思想史科の青春

051 ２ アウグスト･ベエク

061 第三章 松本深志高校の教師として

061 １ 松本深志高校赴任

080 2 同僚と教え子たち

104 ３ 心の張りの喪失

113 第四章 歴史研究の開始

113 1 親鸞研究への情熱

131 ２ 京都と被差別部落問題

151 第五章 邪馬壹国と九州王朝説の展開

151 1 『「邪馬台国」はなかった』

180 ２ 学界の無視との闘い

207 第六章 東北と南米へのまなざし

207 １ 「東日流外三郡誌」とのめぐり逢い

225 ２ 広がる古代史探究

237 ３ 倭人は海を渡った

255 第七章 新たな発見の日々

255 １ 『俾弥呼ひみか』による研究の進展

267 ２ 宗教と国家について考える

286 ３ 『古事記伝』と足摺岬の再考

303 第八章 真実の歴史と人類の未来のために

303 １ 従来説を越えて

318 ２ 日本国の未来に向けて

330 ３ スタート･ライン