『手作り「古田史学・いろは歌留多」解説付冊子と「古田史学・壹の字バッヂ」が完成
「古田史学・虎の巻」の作成仲間を募る
年頭のご挨拶 十周年記念行事にご協力を
事務局だより
手作り「古田史学・いろは歌留多」解説付冊子と「古田史学・壹の字バッヂ」が完成
全国世話人・書籍部 木村賢司
この度も、北海道会員の和田高明氏をはじめ、熱心な皆様に解説案を寄せていただき、水野代表の調整で見事な解説文を作成いただいた。大山寿美子さんの美しい書が冊子を作りたいと思った動機。書と解説ともに私としては大満足。その上、古田先生から「いろはかるた」讃を寄せていただき感激である。
「壹の字を掲げて歩む古田史学」その「FURUTA・SIGAKU壹の字バッヂ」が完成した。こちらも、白地に金色の【壹】が浮かび、周辺のブルーとのコントラストで一層映えた、きれいなバッヂに満足している。タイピンとして、また、アクセサリーとして、そのものの引き立て役になり得ます。
古田史学の会十周年の今年、「冊子とバッヂ」共に求めていただけたらと願っています。
「冊子」頒価 一一〇〇円
「バッヂ」頒価 一一〇〇円
「冊子・バッヂ一括」 二〇〇〇円
「冊子送料込み」 一五〇〇円
「バッヂ送料込み」 一二〇〇円
「冊子・バッヂ一括送料込み」 二五〇〇円
冊子、バッヂ共に実質損失覚悟の頒価です。ご理解下さい。お求めの方は木村まで葉書又はFAXで。
<住所・電話番号は略>
「古田史学・虎の巻」の作成仲間を募る
昨年は多くの方の協力で「古田史学・いろは歌留多」が完成した。解説冊子の作成時に解説案をお願いしたところ、出典確認に時間がかかる、もう少し時間が欲しい、との要請がいくらかあった。でも、私は冊子完成のタイミングをあえて優先、良上主義(満点主義ではない)のわがままを通させて頂いた。
古田武彦氏著書の要約書が揃っていれば、出典確認がいくらか容易であったか、と思われた。古田ファンは古田先生の著書を多く読まれていると存じます。会員の中には「古田史学入門書」を作成されては、という方もいる。「入門書」の必要はいく人もの方が言っておられると聞いた。でも、言うだけで終わっているようである。「入門書」即ち「要約書・要点書」を意味するとみている。
「要約書」作り、誰もいなければ「良上主義」の私が音頭をとっても良い、と思っている。「歌留多」のような訳にはいかないと思うが六〇点満点の気持ちで取り組めば出来るのでは、と感じている。
手作り「古田史学・虎の巻」と名付けた。中学生時代、試験前の一夜漬けは、もっぱら参考書(虎の巻と言った)の世話になった。決して「優」は取れないが、なんとか「良」、山が当たると「良上」が取れた。ありがたい「虎の巻」であった。
「古田史学・虎の巻」は別紙一覧表(省略:編集部)にした、古田武彦氏の自著および共著約六〇冊(巻)の要約書である。決して優を目指さず、良もしくは良上の要約書としたい。期限は十年。古田先生の米寿(古田史学の会・二〇周年記念)までに完成を目指す。途中三年後と五年後、即ち先生の傘寿と古田史学の会十五周年記念時に、それまでに完成したものを先行して製本化する。
「虎の巻」の作成、手を貸してくださる仲間を一人でも多く募っています。もし、仲間が六人集まれば、一人一年一巻の割合である。毎年六人以上の方が手を貸してくださることを希望しております。一応の応募期限を三月末日と致します。書籍部木村に連絡をお願いいたします。虎の巻の中身は、担当された方の自由としたく存じます。従って、だれかが監修することはありません。私の勝手イメージでは、四百頁の本(例えば『「邪馬台国」はなかった』)は四百字詰め原稿用紙で四十枚程度(三十?五十枚)かなと見ております。具体的な進め方については、来年度(四月)になって連絡し合いたいと存じます。古田史学を知り広め伝えるのに役立つ書になればと願っております。
全国世話人・書籍部 木村賢司
年頭のご挨拶
十周年記念行事にご協力を
代表 水野孝夫
年頭のご挨拶 十周年記念行事にご協力を 代表 水野孝夫
新しい年の最初の会報をお届けします。古田武彦氏は昨夏、眼瞼下垂の症状があり、これを天の戒めとして、今後は著作に専念、講演等の縮小を発表されました。ただ既約の講演は行われるので、十周年行事は最後の講演となるかも知れません。是非、多数の方々の参加をお願いいたします。また入場無料を予定しておりますが、費用も掛かりますのでカンパをお願いすることになろうと存じます。
昨夏の古田講演でも触れられましたが、昨年の古代史・考古学の世界での最大のできごとは、土器に付着した炭化物(煮こぼれなど)の直接年代測定結果を疑う理由がなく、弥生文化はじまりの年代が従来説より五百年早まったという発表にあったと考えます。これはまた、「九州で」早まったことにも意義があると思います。
わたしはいま『論衡』を読んでいます。例の「周のとき、倭人暢草を貢す」が出てくる本です。古田説でこの本を知っても、不勉強でしたが、古田氏が二箇所挙げられている「倭」の文字が、四箇所あるとする説もあるらしいので調べたのです。この本は、同時代儒学者の俗説から、法家の説なども、こっぴどく批判していて、当時から「異端の書」とされ、近代でも「これほど評価の別れる本はない」そうです。著者・王充がまるで古田武彦氏みたいな人にみえてきます。
わたしのこの文章、量から計算すると読者の方々それぞれに、十三円の価値がないと評価できない。それでありきたりのご挨拶は避けてみました。
事務局だより
▼本号も好論が集まった。西村稿は書紀研究の新たな切り口を示した。厚味さん澤井さんは初登場。会員からのお便りも大原さんの如意宝珠や肥沼さんの戸籍の二倍年暦と楽しいテーマだ。常連の西井さんは快調な執筆ペース。
▼いろは歌留多で活躍された木村さんからは「虎の巻」作成提案。ご協力を請う。
▼会員論集『古代に真実を求めて』7集(二〇〇三年度賛助会員サービス)も四月発行に向けて進行中。古田先生の講演録二編を含む好論が満載。
▼二〇〇四年度会費と十周年行事へのカンパご協力もよろしくお願いします。
▼古田先生は聖書外典等の史料批判により、キリスト教から仏典への影響という画期的な仮説を研究中。六月の十周年講演会で発表予定。
▼一月十七日の新年会は、福岡の力石さん、四国の合田さん、名古屋の林さん他、東京や神奈川からも参加頂き、盛況だった。この勢いで十周年記念講演会も成功させたい。@koga
これは会報の公開です。
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