2005年12月 8日

古田史学会報

71号

1宣言
新東方史学会設立
 古田武彦
会長に中島嶺雄氏
 事務局

和田家文書による
『天皇記』『国記』
及び日本の古代史
考察1
 藤本光幸

筑後風土記
の中の「山」
 西村秀己


壬申の乱に就いての考察
 飯田満麿

5私考・彦島物語 I 
筑紫日向の探索
 西井健一郎

6【転載】
『東かがわ市歴史民俗資料館友の会だより』第十九号
平成十七年度にあたって
 池田泰造

なにわ男の
「旅の恥はかき捨て」
 木村賢司

古層の神名
 古賀達也

『和田家資料3』
--藤本光幸さんを弔う
 古田武彦

10浦島太郎
の御子孫が講演
事務局便り

 

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【転載】『東かがわ市歴史民俗資料館友の会だより』第十九号平成十七年七月

平成十七年度にあたって

東かがわ市歴史民俗資料館友の会会長 池田泰造

 平成九年に発足した「東かがわ市歴史民俗資料館友の会」は会員皆さん方の熱意ある活動によって八年目を迎えることができました。会員五十六名、友の会だより十八号、歴民企画展示見学会、市内外文化財研修など数々の事業を行って来ました。
 さて、今回の総会で、全役員留任という大役を再びいただき役員一同改めて責任の重さを痛感すると共に、心を引きしめ、任務に邁進致します。
 具体的には、歴民との連携を一層深め強めながら、友の会の充実として理事二名を増員すると共に、会員の拡大充実を計ります。また、会員講師としての活躍の場を確保致します。
 本年度も着実な活動を行うために、会員の皆さん方のご意見、ご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。
 さて、私事となりますが・・・・・数年前、中国旅行の折、ふとしたきっかけで付き合いはじめた知人がいます。豊中にお住いの木村さんです。定年退職後ご夫妻での旅行中に知り合った人ですが、親戚が三殿にあり、時々里帰りしていると聞いて、一層親しみを感じた人です。
 歴史に興味のある木村さんは古代史の会「古田史学の会」の役員を務めています。
 古代史学会には、いろいろの史観があるようですが、この会は古代史研究家・古田武彦先生の「九州王朝が存在した」説が真実ではないかとみている会です。
 例えば、邪馬台国? 魏志倭人伝は邪馬壱国であって、台ではない。場所は、博多湾岸とその周辺であることは「考古学的出土物」からも明確である。卑弥呼の読み方? 「ひみこ」ではなく「ひみか」である。
 神武東征は? あった。対馬・壱岐の海(天)族が出雲族の支配下であった北九州を攻めて征服した。(壱岐・対馬も出雲の支配下にあった)・・・・・
 一元史観(現定説)に未来はない。日本の古代を多元史観で捕らえて勉強しなければ天動説を知るのみとなる。と・・・・・
 そんな事から『古田史学会報』を十四冊いただきました。会報ですが論文もあれば研究発表・見学記など多彩なので、その一部を紹介致します。

○『新撰姓氏録』の証言
○倭国における「九州」の成立
○「富本銭」の公開展見学
○卑弥呼の三十国の地名比定
○九州王朝論者の試金石
○箸墓発掘の学問的基礎
○志賀島の金印の読み方
○九州王朝の近江遷都 等々

 私も誤った歴史認識は、間違った未来(歴史)作りにつながる。タブーなき真の地方史研究をと思います。


 これは会報の公開です。史料批判は、『新・古代学』(新泉社)・『古代に真実を求めて』(明石書店)が適当です。

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