古田史学の会 創立十周年 記念行事の概要について
二〇〇四年六月六日(日)大阪中之島公会堂
来年六月にひかえている本会十周年記念行事の内容について、古田先生を初め会員の御意見を聴きながら検討を進めてきました。現時点では古田先生の記念講演の他、内倉武久氏(元朝日新聞社記者)のC14年代測定に関する講演、新進気鋭の研究者松本郁子さん(京都大学院生)による太田覚眠研究の発表、古賀による二倍年暦の研究発表が予定されています。更に若干名の追加発表も検討中です。
また、ポスター発表・写真展示・和田家文書展示なども検討中ですが、ポスター発表・写真展示等は希望者を受け付けますので、発表希望者は事務局までお申し込み下さい。本会書籍や古田史学バッヂ・古田史学いろは歌留多の販売も会場で行います。
時間帯は午前十時から午後七時頃(未定)、入場無料(予稿集は希望者に販売)の方向で検討中です。昼休みの時間帯を利用して会員総会も開催予定です。会場は大阪中之島公会堂中会議室。
なお、本会による定期的な古田武彦氏講演会はこれが最後となります。理由は先生のご健康状態と著書執筆専念によるものです。ですから、全国の会員の皆様の参加を心よりお願い申し上げます。
前日には全国世話人会を開催し、会の将来展望や戦略的課題について討議検討します。
事務局長 古賀達也
「手作り『古田史学いろは歌留多』 解説付冊子」
と 「FURUTA SIGAKU壹の字バッヂ」の作成
「古田史学の会」の十周年記念に表記二点の作成を進めております。「歌留多冊子」のキャッチフレーズは「この壹冊で古田史学とはなにか。古田史学の真髄が解る」である。一方、「壹の字バッヂ」は「古田史学のシンボル」のバッヂ化である。古田史学の原点であるだけでなく、古田武彦氏の研究は、「壹番最初の発見」に満ち溢れている。壹は気持ちが良い。壹は縁起がよい。なにごとも壹に限る。古田史学は史学界で壹番の位置を目指す。
バッヂなど誰が求める、と作成反対もあったが、十周年のこの機会に作っておきたく、リスク覚悟で作ることとした。一月関西例会までには、冊子、バッヂ共に完成予定である。
(全国世話人 木村賢司)
事務局便り
▼古田先生が療養と著作執筆に専念される為、来年一月の新年講演会と六月の十周年記念講演をもって講演会活動をやめられる。命に関わるようなお病気ではありませんが、これ以上ご負担をおかけしないようにしたいと思います。
▼日本思想史学会(筑波大学)で二倍年暦について発表した。質疑では賛意も寄せられ、わが意を得た。来年は京都大学で開催。九州年号について発表する予定だ。
▼十周年記念では先生の他、内倉さん(元朝日新聞記者)、松本郁子さん(京大院生)の講演が決定。
▼会員の皆様、良いお年をお迎え下さい。@koga
これは会報の公開です。史料批判はやがて発表される、『新・古代学』第一集〜第八集(新泉社)、『古代に真実を求めて』(明石書店)第一〜十集が適当です。 (全国の主要な公立図書館に御座います。)
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