古田史学論集 第十一集
古代に真実を求めて
古田史学の会 編
明石書店
2008.3.31発行
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003 巻頭言 会員論集・第十一集発刊に当たって 古田史学の会代表 水野孝夫
特別掲載 講演記録
011 寛政原本と学問の方法 古田武彦 2007年1月 於:大阪市
まえがき/一 第一の寛政原本/二 第二の寛政原本/三 寛政原本のA・B・C/四 鴫原文書の性格/
五 親鸞、佐渡から越後へ/六 遠流・近流/七 囚人船の一員/八 和讃の真意/九 親鸞の根本/十 「伝承」の威力
質問と回答一 継体&天皇名 漢音と呉音について 質問と回答二 神籠石山城
064 人類と日本古代史の運命ー歪んだ教科書ー 古田武彦 2007年10月 於:豊中市
一 「倭人伝の里程」
/二 裸国・黒歯国/三 エクアドルの遺跡問題/四 『三国志』の歴史目的/五 南米の日本語地名論/六 「寛政原本」問題/七 歪んだ教科書
○ 研究論文
089 寛政原本と古田史学 古田武彦
103 最後の九州年号─「大長」年号の史料批判─ 古賀達也
はじめに/「大長」年号の位置/「朱鳥」が消えた理由/「大長」の原形と実用例 /おわりに
109 続・最後の九州年号─消された隼人征討記事─ 古賀達也
はじめに/一 消された隼人征討記事/二 宮崎県王の山出土の玉壁/三 『熊襲偽僭考』の大長
114 不破道を塞げ─壬申の乱は九州─ 秀島哲雄
一 関ヶ原は、不破関ではない/ 二 雷山神籠石と不破乃世伎/三 大友皇子と鞠智城/四 天武天皇は二人いた
参考(超漢字:おつぼ山神籠石と時空干渉者:入口(文章)の頁構成図 作成は日出島哲雄)
132 武烈天皇紀における「倭君」 冨川ケイ子
一 「百済国主の骨族」/二 仮説/三 「継嗣無し」/四 「朝に事へ奉る」/五 「麻那君」と「斯我君」/六「法師君」/七 「倭君」の先/八 「朝」と「倭君」/九 作られた「暴君」
参考 古賀事務局長の洛中洛外日記
第108話2006/11/25 武烈紀の百済人へ
145 エクアドルの大型甕棺─倭国南海を極める。光武以って印を賜う─ 大下隆司
一 アジアの甕棺/二 アマゾンの部族と甕棺/三 生物学的関連について/四 まとめ
158 皇暦実年代算定についての試案 飯田満麿
178 『日本書紀』「持統紀」の真実ー書紀記事の「三十四年遡上」現象と九州年号ー 正木 裕
一 持統天皇吉野行幸の「三十四年遡上」と古田論証/古田論証を補強する「軍事行動」「吉野宮」とのリンク/二 切り取られた「孝徳」の葬儀(事例 I)/三 「蝦夷朝貢記事」も切り取られていた(事例II)/四 朱鳥元年「百姓・僧尼献上」は天武の為にあらず(事例 III)/五 「三十四年遡上盗用」の意味 白村江以降の歴史の改変・創造/六 持統紀「三十四年遡上盗用」の手法/七 「三十四年遡上盗用」の目的
198 万葉集二十二番歌 水野孝夫
○ フォーラム
呪符の証言(遺稿) 林 俊彦
○ 付録
212 古田史学の会・会則
214 「古田史学の会」全国世話人・地域の会 名簿
218 第十二集投稿募集要項/古田史学の会 会員募集
219 編集後記