古田史学論集 第十九集
古代に真実を求めて
追悼特集
古田武彦は死なず
古田史学の会 編
明石書店
価格 2600円+税
2016.03.25発行
目次
○巻頭言
003 二〇一五年、慟哭の十月 古田史学の会代表 古賀達也
005 古代の真実の解明に生涯をかけた古田武彦氏 古田史学の会全国世話人・事務局長 正木 裕
○追悼メッセージ
014 古代史学の「天岩戸」を開いた古田先生を讃える 荻上紘一
016 弔意 創価学会インターナショナル会長 池田大作
017 古田武彦先生を悼む 東北大学教授 佐藤弘夫
019 古田武彦さんを悼む 学校法人旭学園理事長、考古学者 高島忠平
021 古田武彦さんを忘れない 中山千夏
024 古田先生を悼む 桂米團治
027 追悼 古田武彦先生 森嶋瑤子
029 同志、古田武彦先生を悼む 明石書店代表取締役会長 石井昭男
031 古田武彦先生を偲んで 古田武彦と古代史を研究する会会長 藤沢 徹
033 追悼 多元的古代研究会会長 安藤哲朗
035 古田先生と齋藤史さん 古田史学の会まつもと 北村明也
037 古田先生との思いで 古田史学の会・北海道代表 今井俊圀
039 古田武彦先生への追悼文 古田史学の会・仙台会長 原 廣通
040 古田武彦という人をどこまでも愛して 古田史学の会・東海会長 竹内 強
042 古田史学とわたし 水野孝夫
045 古田先生をしのぶ 古田史学の会・四国会長 阿部誠一
047 古田武彦先生 追悼文 久留米地名研究会(編集長) 古川清久
048 「倭人伝」のご返事 -- 古田先生の書簡のご紹介 野田利郎
○特別掲載 古代史対談
053 桂米團治・古田武彦・古賀達也
(KBS京都ラジオ「本日、米團治日和。」の妙禄。茂山憲史氏による)
○〔再録〕古田武彦先生の記念碑的遺稿
076 村岡典嗣論 -- 時代に抗する学問 古田武彦
092 アウグスト・ベエクのフィロロギィの方法論について〈序論〉 古田武彦
113 真実と歴史と国家 -- 二十一世紀のはじめに 古田武彦
○論説・古田史学 〔資料 古田武彦研究年譜 Web分〕
118 古田武彦先生の著作と学説 古賀達也
127 学問は実証よりも論証を重んじる (会報127号分)古賀達也
136 「言素論」研究のすすめ 古賀達也
144 資料 古田武彦研究年譜 西村秀己
○研究論文
158 孫権と俾弥呼 -- 古田武彦氏の「俾弥呼の魏への戦中遣使」論証を踏まえて 正木 裕
(会報129号分)
167 四天王寺と天王寺 服部静尚(会報126号分)
174 盗用された「仁王経・金光明経」講説 正木 裕
-- 古田武彦氏の「持統吉野行幸の三十四年遡上」論証を踏まえて(会報126号分)
179 鞠智城神籠石山城の考察 古賀達也
186 「イ妥・多利思北孤・鬼前・干食」の由来 正木 裕
-- 古田武彦氏の『隋書』イ妥国伝、「釈迦三尊光背名」の解釈を踏まえて(会報130号分)
194 九州王朝にあった二つの「正倉院」の謎 合田洋一
202 『日本書紀』の「田身嶺・多武嶺」と大野城
-- 古田武彦氏の『書紀』斉明紀の解明を踏まえて 正木 裕(会報127号分)
207 「唐軍進駐」への素朴な疑問 安随俊昌(会報127号)
209 倭国(九州王朝)遺産一〇選(上・下) 古賀達也(会報126、127号)
217 「坊ちゃん」と清 西村秀己(会報130号)
222 ○古田史学の会・会則
224 ○「古田史学の会」全国世話人・地域の会 名簿
227 ○編集後記 服部静尚