古田史学論集 第二十四集
古代に真実を求めて
俾弥呼と邪馬壹国
古田武彦『「邪馬台国」はなかった』発刊五十周年
古田史学の会 編
明石書店
価格 2800円+税
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2021.03.30発行
目次
003 巻頭言 読者の運命が変わる瞬間 [古賀達也]
004 『「邪馬台国」はなかった』のすすめ [古賀達也]
【総括】
014 魏志倭人伝の画期的解読の衝撃とその余波
-- 『「邪馬台国」はなかった』に対する五十年間の応答をめぐって 谷本 茂
024 改めて確認された「博多湾岸邪馬壹国」 正木 裕
【各論】
065 周王朝から邪馬壹国そして現代へ 正木 裕
087 女王国論 (会報161号分)野田利郎
098 東鯷人・投馬国・狗奴国の位置の再検討 谷本 茂
106 「女王国より以北」の論理 野田利郎
参考「自A以東」の用法古田・白崎論争を検証する(会報166号) 野田利郎
126 メガーズ説と縄文土器 -- 海を渡る人類 大原 重雄
139 裸国・黒歯国の伝承は失われたのか? -- 侏儒国と少彦名と補陀落渡海(会報149号分) 別役政光
144 二倍年暦と 「二倍年齢」 の歴史学 -- 周代の百歳と漢代の五十歳 古賀達也
153 箸墓古墳の本当の姿について (会報154号分) 大原重雄
057 コラム1 古田武彦氏『海賦』読解の衝撃
061 コラム2 日本の歴史の怖い話
116 コラム3 長沙走馬楼呉簡の研究 -- 「都市」は官職名
120 コラム4 不彌国の所在地を考察する -- 弥生の硯出土の論理性
133 コラム5 バルディビア土器はどこから伝播したか -- ベティー・J・メガーズ博士の想い出
162 コラム6 箸墓古墳出土物の炭素測定値の恣意的解釈
195 コラム7 曹操墓と日田市から出土した金銀象嵌鏡
171 特別寄稿『日本書紀』推古・舒明紀の遣隋使・遣唐使 -- 天群と地群 谷川清隆
206 「防」無き所に「防人」無し -- 「防人」は「さきもり(辺境防備の兵)」にあらず 山田春廣
(会報160号分)
214 太宰府条坊の存在はそこが都だったことを証明する (会報150号) 服部静尚
219 古代の疫病と倭国(九州王朝)の対外戦争 -- 天然痘は多利思北孤の全国統治をもたらした 正木
解説YouTube講演 「聖徳太子」は天然痘で薨去した-- 倭国の対外戦争と疫病 正木裕
234 九州王朝官道の終着点 -- 山道と海道の論理 古賀達也
251 『書紀』中国人述作説を検証する -- 雄略紀および孝徳紀の倭習 服部静尚
245 コラム8 関東の木花開耶姫
●付録
古田史学の会・会則
「古田史学の会」全国世話人・地域の会 名簿
編集後記