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市民の古代 第15集

古田武彦とともに●1993年 市民の古代研究会編

特集1 『三国志』里程論

● 九州の成立

講演録 筑紫朝廷と近畿大王 古田武彦

新泉社

【目 次】

〔古田武彦講演録〕
006 筑紫朝廷と近畿大王 古田武彦
寄生虫の研究/天皇陵の探究/西王母の国を求めて/国譲り歌謡/国引き神話の結着/倭王宮殿群の出現/家型土偶の論証/朝廷と大王/人麿の証言/人麿のメッセージの深層/「古集」は筑紫万葉/万葉集と宮・京/前方後円墳とミカ棺の方向問題/呉音・漢音と九州王朝/万葉仮名と九州王朝

●インタビュー
062 古代天皇制と日本海文化 白崎昭一郎に聞く 藤田友治

●『三国志』里程論
075 『三国志』における短里・長里混在の論理性 秦 政明
093 短里説・長里説の再検討  帯刀永一

●「九州」の成立
110 九州を論ず−国内史料にみえる「九州」の変遷− 古賀達也
九州の論理/国内史料の九州/九州の成立/九州の分国/九州王朝の「五京制」/国内史料にみえる「九州」表記一覧・古代〜鎌倉時代

124 九州の諸国はどのように設けられたか 藤井綏子

●研究論文
138 『隋書』にみえる琉求国 建安郡の東・水行五日にして至る海島 増田 修
流求国の方位/流求国への行程/流求と台湾の混同/隋・唐との交渉

157 九州王朝説からみる『日本書紀』成書過程と区分の検証 三宅利喜男

●ひろば
170 『古事記』の成立 千歳竜彦
175 憶良と亡命の民−嘉摩郡三部作を読む− 富永長三
183 記・紀・続紀における元明の役割 齋藤里喜代
189 多賀城碑の解説 半沢英一
193 『松野連〈倭王〉系図』について 平野雅廣
202 『大漢国』の発見 山口 慎

●研究ノート
206 起源と伝播−弓・土器・栽培植物論− 斉藤隆一
216 古代暦の研究と暦日表の作成 山村勇気
237 『続日本紀』における「従」の用例と「評」制の施行 石田健彦

 
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